キレイになりたい女子は全員、果汁グミを2つ食え!に反論
前回までの話
前回、「キレイになりたい女子は全員、果汁グミを2つ食え!」という説を唱えました。
簡単にいうと
- 果汁グミ(ぶどう)に含まれているコラーゲンは2700mg×2袋=5400mg (5.4g)
- これはコラーゲンが肌に効果があると認められている量5000mg (5g)を上回る。
- よって毎日果汁グミを2袋食べるとお肌に効果ある。
という話でした。
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反論
自分で考えた「果汁グミを2つ食えばキレイになれる説」なんですが、気になるところが出てきたので反論していきます。
まず疑問点として科学的に効果があるのはコラーゲンペプチドの摂取量なので、この値に果汁グミのパッケージに表示されているコラーゲンの含有量を当てはめていいのか?という点です。
簡単にいうとグミに表示されている
コラーゲンにどれくらいコラーゲンペプチドが入っているの?
ということです。
コラーゲンペプチドがどれくらい含まれているかわからないと果汁グミを食べる基準が定まりません。
仮にグミに含まれているコラーゲンの量≒コラーゲンペプチドとみなせる場合とそうでない場合について考えてみます。
コラーゲン≒コラーゲンペプチドの場合
果汁グミに含まれているコラーゲンがほとんどコラーゲンペプチドであるなら、理論的に果汁グミ2袋でコラーゲンの効果を示された量を摂ることができます。
コラーゲン>>>コラーゲンペプチドの場合
例えばフカヒレスープの場合200g中に約5000mgのコラーゲンが入っていますが、コラーゲンペプチドはその1/1000程度です。とんこつラーメンのスープや鶏がらスープに含まれているコラーゲンペプチドの割合も同じような比率です。
グミに含まれているコラーゲンペプチドも同様に1/1000程度だとすると、2袋ではなく2000袋食べないといけなくなります。無理。
よって果汁グミだけでコラーゲンペプチドの基準量を満たすことは難しいです。
結論
グミに入っているコラーゲンは体にいいけど、これぐらい食べると効果が出るよとは言えない。
生ぬるい結論になってしまいました。
参考文献
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